よい街コラム

価値ある街づくり

 『価値ある街づくり』、名刺にも書いていますし、キャッチコピーのようにこの言葉を使っていますが、本当に価値ある街になっているだろうか?とたまに自問してしまいます。
 たまに同じような仕事の関係の方には、誉めてもらうことはありますが。。。わざわざ、しなくてもいいことをお金を出してまで。。とばかにされることもあります。
 4区画以上になりますと街づくり指針を作って、皆様に守って頂いております。法律で拘束するものではありませんとは伝えていますが、皆様必ず守って頂いているのは、ありがたいことです。
 もっといい街にという気持ちはありますが、今以上となると土地のみを販売するだけでなく、建物も手掛けていかないといけないと無理です。建物は住宅メーカーで存分にやってきた感があり、今更という感覚があります。

 よく都会で電車に乗っていると『好評分譲中』という横断幕を完成したマンションで見かけます。マンションは着工から完成まで時間が掛かりますので、人気のあるマンションは完成すると完売しています。売れていないのに『好評分譲中』?
 そもそも好評か不評かそれは、お客様が評価することで売る側から言うべきじゃないよねって見るたびに感じます。

 30年程度以前の当時高級住宅街と言われた街は、外構にもお金を掛けています。当時で約350万円掛けましたでしょうか?ブロック塀は全てタイル張りで仕上げています。しかし、やはり古臭いという想いは湧いてきます。そうやって歩いていると、たまに、おっ!と感じる垢ぬけた建物があります。やっぱりこれがグローバルスタンダードだよなあ・・なんて思って一人で納得しています。
 何十年かたったあとで、価値ある街として評価頂けるでしょうか?