よい街コラム

風水

 そもそも占いは、中国の作者不詳の「易経」から始まったと言われています。風水はもともと風害・水害から逃れるために、先祖の墓をどこに据えるかの墓相に始まり、家をどこに建てるかの地相、そして家の間取りの家相に至ったと聞いています。
京都御所は東に清流(鴨川)が流れ 南には広い平地、西には道路、北には山という地相でいう最良の土地に建てられたとされています。そして鬼門除けとして高野山と延暦寺の建設。
 でも本当にそうでしょうか?日本と中国では、風向きが違います。中国では冬は東北の風が強く、首都長安から東北の方角の北方民族と戦うために万里の長城方面に戦いに行き、よく戦死して帰らぬ人となり、その方角を鬼門としました。確かに、かまどがあれば、煙が家の中に入ってきたり、トイレがあれば、臭いが入ってきます。
 でも三重では主に夏は南南東、冬は北北西の風が吹きます。本来のそもそもなんでそこがトイレ等はいけないのかという家相の原点に帰れば、この方角が鬼門・裏鬼門ではないでしょうか? 
 また階段が家の真ん中では駄目だとも言われます。昔は大黒柱といわれる柱を家の真ん中にもってきて家を支えていたので、階段が真ん中になると大黒柱がズレるのでそう言われたようです。現在では柱と壁のバランスで家を支えるので今となってはナンセンスといえます。
 また鬼門の方角に家を凹ませる(欠け)とダメだといわれます。確かに凹ませると風がそこに集まり家に負荷が掛かります。現在においても一理あるのかなと思います。              
 勝手な考えですが、西に山、南に山、東に広い平地、北に平地が最良のように考えます。そう考えると伊勢や松阪は紀伊山地に囲まれたいい土地ではないでしょうか?
 数年前九州で洪水被害があった福岡の朝倉市を見てきました。西からの雲の流れを遮る山々はさほど高いようには見えませんでしたが、やはり西に平野が広がり、線状降水帯を招きやすいのかなと感じました。