地盤③
造成中に下水道や防火水槽の施工の際は、深く掘り起こしますので、地盤の層が見れます。それを見てあらかじめ検査した地盤調査と照合します。思った通りの地盤もあれば、ちょっと思っていた感じと違うな、というのもたまにあります。
分譲地で1000㎡以上の広さですと、盛土の際、30cm間隔で転圧しなければなりません。いつも重機に乗って作業をしている人に聞きます。「どう?強い?」。地盤調査も大切ですが、実際に重機に乗っている人に聞くのは信頼性が高いと思います。柔らかい粘土層があると、重機に乗っていても、フワフワします。
家の基礎は大体地盤面より30cmより下が支持層になりますので、盛り土の際はそこまでは必ず購入した閉まる土を入れるのを原則にしています。どこかの工事で出た残土を入れると、安いし、仕上げれば見た目にはわかりませんが、いろんな土が混ざると家の不同沈下の原因になります。どうしても入れさせてくれと言われたら、家の支持に関係しない最後の仕上げに入れ、どこから運んできたかの産地証明を必ず発行してもらうようにしています。