地盤①
地盤って難しいなぁと感じます。まずは昔をたどっていかなければなりません。まず字名を確認します。そして地図を見て全体的な地形と地層を確認します。現場ではブロック塀や家の傾きやひび割れを確認します。そういえば、今の事務所のある所は昔は河川だったようです。
川がどのように流れているかはとても重視します。中学校の時、三角州や扇状地、後背湿地とか習ったような気がします。
川の流れで葉っぱとか泥は軽いので、氾濫の際、海の近くまで流れ着き自然堤防を越えて川の近くで溜まります。それが粘土になって堆積してしまいます。このような土地は多いのですが、それが皮肉にも地価の比較的高い人気の場所であることもあります。
そして必ず地盤調査を計画段階で入れます。経験的にわかっていても入れます。その調査をもとに土の奥深くを想像するしかないです。
調査票で最初に見る項目は、水位です。水は人間になくてはならないものですが、逆に非常に怖いです。山の麓などでは、地下水の道がありますので、これを無視して造成すると大変な事になります。 平地でも水位が高くて、その水の中に粘土層らしきものが混じっておりしかも深ければ、これは造成でどうしようもありません。
建築において杭を打つなりの基礎補強するしかありません。