コンパクトシティ②
地方は街をコンパクトにしていこうという方向に見受けられます。伊勢市の於いても人口減少が予測されているので同様です。しかし現在の伊勢市内の中心市街地に、「住みたい!」と多くの人が思うでしょうか?
洪水ハザードはそのほとんどが50cm~3m以下で、豪雨が来るとすぐに道路に水が溢れます。以前のハザードマップは50cm~1m、1m~2mなどと細かく分かれていましたが、最新のハザードマップは50cm~3mとひとくくりで、なんとアバウトなのでしょうか。
阪奈道路から大阪へ降りていく時、大阪市全体が見えます。こんな広大な平坦地で、洪水とか聞かないなぁと思いながら、郊外の住宅地を歩くとものすごく小さな側溝が走っています。こんなに小さいと豪雨では当然もたないよなぁ、と側溝をたどっていくと、しっかり道路の中に大きな排水管があります。やはりインフラがしっかりしてるわ!と納得してしまいました。
伊勢の中心地では、幹線から一本入ると、狭い道となり、車でのすれ違いは困難なところも多いですね。
伊勢市に於いては、ようやく狭あい道路の拡幅補助金制度が出来ました。
幅が4m以下の道路は中心より2mバックした土地を伊勢市が整備し、補助金が出るようになりました。「やっとか、しかも4mか…」他の行政に遅れて制度付けするなら、もう少し考えてみてもよさそうなのですが。4m幅を運転していて、両側が塀とすると前から車がくるとすれ違いできません。最低でも4.5mは必要です。
このような施策で、中心市街地に皆さん本当に寄ってくるでしょうか?