よい街コラム

地震対策

最近地震が多いですね。
新しい年が明け、また一つ年を重ねていく寂しさがありますが、地球の歴史は46億年、1年なんて全く誤差の範囲だと慰めています。
これだけ研究が進んでも、地震予知に手も足も出ないというのは地球の自然現象を私たちが素直に受け入れなければならないということでしょうか。

地震対策でよく建築現場を見ていると、最近はほとんど下地にボードを張り、横揺れ対策をしています。
縦揺れは横揺れの1/3程度ですが、直下型ですと下からズトンときて、柱が引っこ抜かれて倒れることがあります。それを防ぐために基礎と柱を緊結させるホールダウン金物というものがありますが、現場を見ているとなんか少なく感じ、安いものだしもっと付けておいた方がいいのになあと思います。
柱の位置と合わせないといけないから面倒なのかな?などと勘ぐってしまいます。

よく広告に「震度7でも大丈夫」なんて書いていますが、そういうのをみると「この会社大丈夫か?」なんて思ってしまいます。
震度7は青天井でそれ以上はありませんからね。

人類の研究が進んでも精々300年程度、まだまだわからないことだらけで、どんな災害がくるのかわかりません。家を建ててしまってから対策するのは、費用が掛かり、いつ来るかわからないものなので億劫になってしまいます。新築時にしっかり対策してもらいたいと思います。