よい街コラム

地盤②

 建築会社も地盤保証会社も一番恐れるのは、圧密沈下ではないでしょうか?ピサの斜塔が代表例ですね。簡単に言うと漬物ですね。野菜を入れて漬物石を置くと野菜の水が抜けて下がっていきます。その後漬物石を外しても野菜は水が抜けて沈んだままです。
 また雨上がりに運動会で足踏みしていると水がじわじわ浮き出てくるのが圧密沈下です。

 載荷盛土という工法がありますが、漬物と同じで、土を置いてあらかじめ沈下させる工法です。道路を作るのにずーっと土を積んで置きっぱなしにしているのをたまに見かけますが、あれは載荷盛土という工法ではないかと思います。安上りですからね。
 住宅に携わっているとき、水位が高く地下に粘土層があり、ボーリングでサンプルを取り出し、圧縮試験をして、2週間で沈下が収束する結果が出て、家の重さ以上の土を置いて沈下観測すると、確かに10日くらいで収束しました。これで家の基礎補強をしなくていいと思ったら、やはり基礎を考えるときは、せん断やすべりとかも検討しなければならず、結局すべて鋼管杭を打つことになり、
「今まで何しとったんだぁ。あほくさ。。」という経験もあります。本当に地盤は難しいです。